主婦・ママ向けプロモーションが効果的な理由
まず、主婦・ママ向けプロモーションがなぜ効果的なのか、データに基づき4つのポイントで解説していきます。
①対象人数が多いから
総務省の統計では現在、共働き世帯は1,200万世帯以上、専業主婦世帯で500万世帯以上あると言われています。世帯の数だけ主婦がいるとすると、全国の主婦層人口は1,700万人以上いると考えられますね。
それだけ人口の多い層であるため、「主婦・ママ」は一般的に商品やサービスのターゲットとなりやすく、プロモーション手法も多岐にわたります。
また、運用型広告の観点では、配信対象となるターゲット母数が多ければ多いほど、配信単価(1クリック当たりの単価など)を抑えられる傾向にあるため、低単価で大規模なアプローチができる層と言えるでしょう。
なお、専業主婦は年々減少する一方で、共働き世帯は増加しているため、一般的な「主婦」の生活スタイルは「家事や育児に加えて、仕事もしていて忙しい」という状況にあることを前提にイメージしておきましょう。
②家計を管理する主婦が多いから
告知対象が全国の主婦層1,700万人だとしても、夫や子ども、その家族全体への影響力が大きい場合、実質の広告リーチは1,700万人以上に広がります。また、個人ではなく「家族の買い物」として商品の購入総額が大きくなる可能性もあるでしょう。
では、本当に主婦は購買行動の観点で家族全体への影響力があるのでしょうか。主婦層50万人以上が利用する弊社メディア「らくらく連絡網」にて独自調査を行いました。
参照:ファミリー層向け商品、狙うべきは“主婦” 主婦にブランドを認知してもらう効果的な方法とは!?
「誰が家計管理をしているか?」という質問では、7割以上の家庭で主婦が家計管理を行っており、うち約50%は給料全額を管理するという結果になりました。また、「お金について揉めることはあるか?」という質問でも、7割の家庭が揉めていないと答えていることから、夫や家族全体が納得の上で、主婦に家計管理を任せていることが分かります。
主婦は「家庭における決裁者」といえるため、主婦目線で判断しやすく納得できるメリットを、具体的に広告やサイトで提供していくことが、プロモーション成功の近道と言えるでしょう。
③購買行動の転換点となるから
主婦・ママ向けプロモーションが有効な理由は「お財布の紐を握っているから」だけではありません。子どもをもつことをきっかけにした購買行動の変化が重要なポイントとなります。
パパ・ママの消費に関するアンケート(株式会社コズレ調べ)では、商品やサービスごとに子どもをもつきっかけで購買行動に変化があったのか調査しています。
約99%のパパ・ママは何らかの商品・サービスの購買行動を変更したと回答。商品・サービス別に見ていくと、ママのファッション、アプリ、外食などの変更が多い結果となりました。
また、お酒やエステ・ネイルなどは、子どもをきっかけに利用をやめた家族が多い結果に。プライベートの嗜好品や自分磨きに掛かる費用をできるだけ抑えて、子どもへの投資に使っている様子がうかがえますね。
「子どものため」「家族のため」といった観点でのブランドスイッチが起こる可能性が高く、これまで見向きもしなかった商品を購入するようになったり、家族のためにこれまでとは異なる価格帯のサービスを利用したりするきっかけとなります。
出産や小中学校入学などの子育てをきっかけにして、「購買行動を起こす基準や考え方が変わるタイミング」に効率よくアプローチできるかが、新規顧客獲得のカギとなることでしょう。
④口コミ・共感を生むプロモーションが響きやすいから
家族のため、子どものためを想い、日々さまざまな商品を選んで購入している主婦・ママ層。お得でありながら品質が高く使いやすいものを選ぶために、「口コミ」を重視する傾向にあります。
主婦層50万人以上が利用する弊社「らくらく連絡網」の調査では、商品購入時に口コミを参考にする人の割合が7割に上りました。
また、信用できる口コミは家族・友⼈・知人からの口頭によるものが約9割、家族・友人・知人のSNS投稿が約5割の結果に。通販のレビューや口コミサイト、インフルエンサーの投稿よりも、身内や知り合いからのおすすめは信頼度が特に高いことがうかがえます。
なお、口コミを自ら投稿したことがある人は半数以下の4割台に留まりました。投稿された口コミは大半がポジティブな内容のようです。
口コミが購買喚起に繋がっている一方で、口コミや感想の投稿を実際に行う人は全体の半数以下となっているため、需要は高いが供給は少ない状況にあると言えるでしょう。
シンプルなプロモーションを行っても口コミの自然発生は狙いにくいものです。たとえば以下のようなひと工夫ができると、効果的な口コミや共感を生み出せるかもしれません。
例)
- SNS投稿をすることでプレゼントがもらえるキャンペーン仕立てにする
- ママ友座談会など、体験を通じて感想をシェアしやすい環境を作る
- PTAや子どものスポーツチームなど、「団体」を巻き込むプロモーションを行う
- 「らくらく連絡網の7割が〇〇と回答!」など、メディア調べのデータをもとに共感を促す
上記の施策はすべて、弊社メディア「らくらく連絡網」にて実現可能です。特に特徴的な独自の口コミマーケティング施策である「グループサンプリング」については、特設ページにて詳細を紹介していますので、興味のある方はご確認ください。