教育・習い事業界は昨今のDX化やコロナの影響で、既存の学習塾のみならず「通信教育教材」「プログラミング教室」などの新規ビジネスが急増しています。ママ層アプローチを得意とする弊社へも、それらのプロモーションのご相談を多数いただくようになってまいりました。
今後も競合他社や代替サービスが市場に参加し、「子育てママ・パパ」「ファミリー層」といった限られた顧客層の取り合いは過熱していくことが予想されます。
今回はそんな「教育・習い事業界」について、弊社メディア「らくらく連絡網」での独自調査や事例を交えながら、子育て世代の傾向やおすすめ広告手法を紹介します。
集客に苦戦されている事業者さま、代理店さまはぜひご確認ください。リアルなユーザーの声や実施企業例が、少しでも広告設計のヒントにつながりましたら幸いです。
教育業界の担当者さま必見!らくらく連絡網マーケティング調査まとめ
広告事例について見ていく前に、まずは教育・習い事業界の顧客ニーズについて確認していきましょう。
弊社イオレでは、主婦層をはじめとした約700万人の会員をもつプラットフォーム「らくらく連絡網」にて、定期的に教育・習い事関連の独自調査を実施しております。本記事ではそのなかでも3つのアンケートより情報を抜粋して紹介します。
学習塾の夏期講習に関するアンケート
夏休みをはじめとした長期休暇は、多くの教育・習い事系企業さまが講習や特別プログラムを実施するタイミングですが、ユーザーにとってはどのようなニーズがあるのでしょうか。
夏期講習に通わせ始めるタイミングは「小学4年生」「中学1年生」
Q.夏期講習に初めて通わせたのはお子様がどの学年の時ですか。
夏期講習に初めて通わせたタイミングを調査したところ、小学4年生が20.5%、中学1年生が21.9%と突出して高い結果になりました。それぞれ小学校高学年、中学入学となる節目のタイミングです。
「初めて通う夏期講習」として選んでもらうことができれば、その後毎年継続して通うきっかけとなります。夏期講習など長期休暇シーズン前の告知は、「小学校4年生の親」など粒度の細かいアプローチができる広告での実施が効果的でしょう。
子どもの学年でセグメント可能なSNS広告「pinpoint」
夏期講習に通わせない理由は「塾に通っていないから」
Q.夏期講習を受講させない(あるいは検討中である)理由を教えてください。(複数回答可)
夏期講習を受講させない子育て世代の親へ、その理由を調査すると、「塾に通っていないから」という回答が最多となりました。
夏期講習や冬期講習シーズンなどでの広告告知は重要ではあるものの、「まず塾に通い、その塾の講習に参加する」というユーザーの動きから推測すると、通常期のブランディングや入塾促進を恒常的に行うことが、結果的に夏期講習参加者UPにもつながると考えられます。
夏期講習時期にのみ広告実施を集中させている場合は、通常期との出稿バランスを再検討してみましょう。
夏休みの宿題・過ごし方に関するアンケート
こちらも夏休み関連の調査となりますが、夏休みの宿題や自由研究、旅行についてなど網羅的に調査を行いました。本記事ではそのなかでも多様化の時代に頭を悩ませる親も多い、「自由研究」についてピックアップします。
半数弱の親が手伝う宿題、「自由研究」
Q.夏休みの宿題で親が手伝う宿題は何ですか。
夏休みの宿題で親が手伝うものはあるか調査したところ、「自由研究」が44.4%と最も多い結果となりました。
子育て世代から上がった自由研究に対する意見として、「(子どもだけでは)自分でやり方が分からないから。学校から、ほぼ丸投げで何でもやっていいというのは、家庭のサポートにかなり左右される内容だと思う。」という切実な声も挙がっていて、親にとっても頭を悩ませるテーマのようです。
7割以上の家庭では自由研究に費用をかけている
Q.自由研究にどのくらい予算をかけましたか、又はかける予定ですか。
自由研究にかけた予算についての調査では、7割が501円以上の予算をかけている結果となりました。なかには3,000円以上の予算をかける家庭もあるようです。
昔は植物の観察や粘土工作など簡素なものも多かった自由研究ですが、ネットでテーマを調べられるようになったこともあり、「プログラミング」「SDGs研究」など高難度の題材も含め多様化しています。
Q.自由研究のテーマはどう決めていますか。
家族やママ友・知人など、子育て世代の大人たちがまず考えて子どもに伝えるケースもあるため、「親へのアプローチ」は有効と考えられるでしょう。
弊社では、知育系サービスやアプリ、自由研究キット、書籍販売など、あらゆる訴求で支援可能です。「小学生の親」に限定した広告配信を得意としていますので、お気軽にご相談ください。
子どもの習い事に関するアンケート
勉強や遊び以外に、子どもの可処分時間を占める割合が高いものとして、「習い事」が挙げられます。弊社では学習塾や通信教育も含めた習い事についてのアンケートを行いました。
習い事事情から、「各家庭の子どもにかけるお財布事情」も読み取れる結果となりましたので、ぜひご参考ください。
現在やっている習い事1位「水泳」、これから通わせたい習い事1位「学習塾」
現在お子さまがしている習い事を教えてください。(複数回答可)
1位 |
水泳 |
139人 |
2位 |
サッカー |
131人 |
3位 |
英会話 |
98人 |
4位 |
体操 |
84人 |
5位 |
ピアノ |
80人 |
6位 |
通信教育 |
69人 |
7位 |
学習塾 |
61人 |
8位 |
公文 |
55人 |
9位 |
ダンス |
48人 |
10位 |
習字・書道 |
42人 |
これから始めようか検討している習い事があれば教えてください。(複数回答可)
1位 |
学習塾 |
87人 |
2位 |
水泳 |
54人 |
3位 |
習字・書道 |
46人 |
3位 |
ピアノ |
46人 |
5位 |
プログラミング |
34人 |
現在通っている習い事としては水泳が1番人気の一方で、これから始めようか検討している習い事としては学習塾が1位という結果となりました。
本アンケートは12歳以下の子どもをもつ親が対象かつ、7歳の子の親が最多割合だったため、幼児向けスクールも多い水泳やサッカーなど運動系の習い事が人気だったと考えられます。
とはいえ、「英会話」「通信教育」「学習塾」「公文」など勉強系の習い事も多数ランクインしているため、運動系+勉強系をバランスよく習わせている親もいると考えられます。
8割以上の家庭は習い事を2つ以上習わせている
Q.通わせている習い事の数を教えてください。
大半が複数の習い事をさせている結果となりました。なかでも5つ以上もの習い事をさせている家庭が1割以上おり、教育熱心な傾向が伺えます。
7割以上の家庭が習い事に月1万円以上かけている
Q.習い事にかけている総月額費用
習い事にかかる総月額費用について調査したところ、7割以上の家庭で1万円以上はかかっていることが分かりました。
習い事を2つ以上通わせている家庭が多い結果だったことも鑑みると、数千円単位の月謝をいくつかの習い事に支払っているようなケースも考えられます。
共働きママが習い事の送迎をしている割合が高い
-
Q.習い事の送迎は主に誰が行っていますか。
-
Q.世帯環境を教えてください。
習い事の送迎をするのは母が8割弱の結果となりました。また、世帯環境に関する調査では共働き世帯が6割弱となっています。
「共働きで忙しい日々のなか、合間を縫って子どもの送迎を行うママ」というペルソナが想定されます。仕事に家庭に、忙しい毎日を送るママ層に向けた効率的な広告手法については、こちらの記事にて紹介しておりますので、ご参考ください。
【2022年最新】主婦のSNS利用に関する調査結果発表!SNS広告をクリックしたことがあるママユーザーは〇〇%
マーケティング調査から見える「らくらく連絡網」子育て世代の傾向
ここまで弊社イオレの子育て世代独自調査の結果を紹介していきました
【調査結果TOPICS】
- 夏期講習に通わせ始めるタイミングは「小学4年生」「中学1年生」
- 夏期講習に通わせない理由は「塾に通っていないから」
- 半数弱の親が手伝う宿題、「自由研究」
- 7割以上の家庭では自由研究に費用をかけている
- 現在やっている習い事1位「水泳」、これから通わせたい習い事1位「学習塾」
- 8割以上の家庭は習い事を2つ以上習わせている
- 7割以上の家庭が習い事に月1万円以上かけている
- 共働きママが習い事の送迎をしている割合が高い
調査結果から、「らくらく連絡網」の子育て世代には以下のような傾向やニーズがあると推測されます。
【らくらく連絡網子育て世代の傾向】
- 子どもを複数の習い事に通わせる教育熱心なママ・パパが多い
- 共働き世帯で教育に費用をかける余裕がある
- 自由研究など子どもの課題に関与し、必要であれば経費も出す
- 教育熱心な傾向が見える一方で、まだ学習塾に通わせていない家庭もある(検討段階)
- 「共働きで送迎もしている忙しいママ」が広告アプローチの対象となる可能性が高い
あくまで弊社メディア「らくらく連絡網」内の調査結果から見える傾向ではございますが、教育・習い事業界での広告やマーケティングのご参考になりましたら幸いです。
教育・習い事業界の広告成功事例8選
子育て世代の教育・習い事に関するニーズの高さが見えてきたところで、弊社での広告事例について紹介していきます。本サイト内実施事例ページにて各社詳細やここで紹介していない事例についても記載していますので、ぜひご確認ください。
弊社では、前述のアンケート調査を行った連絡網サービス「らくらく連絡網」や、そのデータベースを活用したSNS広告配信サービス「pinpoint」などにて、子育て世代、ママ層への広告アプローチが可能です。
株式会社イーオンさま
株式会社イーオンさま[ソリューション事例]詳細
株式会社イーオンさま[クリエイティブ事例]詳細
英会話教室大手の株式会社イーオンさまでは、pinpointでの広告配信を中心に支援させていただいております。
pinpoint最大の特徴は、登録情報に基づく「子どもの学年」に応じたターゲティングができること。この特徴を活かして、弊社独自の高精度なターゲティング×それぞれの対象に応じたクリエイティブで、配信効率を最大化することが可能です。
株式会社名門会さま
株式会社名門会さま[クリエイティブ事例]詳細
家庭教師センターを運営する株式会社名門会さまでは、年齢やエリアのターゲティングを活かしてらくらく連絡網やpinpointで生徒募集広告を実施いただいております。
上記事例はらくらく連絡網内にGIFバナーを出稿したものです。弊社メディア「らくらく連絡網」では、タイアップ記事やアンケートのみならず、クリック課金形式のバナー広告も出稿可能なため、貴社ページへの流入最大化に寄与します。
株式会社リソー教育さま
株式会社リソー教育さま[クリエイティブ事例]詳細
学習塾「TOMAS」を運営するリソー教育さまでは、生徒募集に加えて塾講師募集も支援させていただいております。
学習塾や家庭教師派遣を行われている企業さまでは、生徒集客のみならず講師採用にお悩みを抱えるご担当者さまもいらっしゃるかと存じます。
弊社メディア「らくらく連絡網」はゼミやサークルといった学生団体でも利用機会の多いサービスであるため、大学生向けの広告告知も得意としております。合わせてご相談ください。
- 上記はらくらく連絡網の大学生データベースをもとに、LINEでの広告配信を行った例となります
フォワードソフト株式会社さま
フォワードソフト株式会社さま[クリエイティブ事例]詳細
未経験者向けのプログラミングスクールを展開するフォワードソフト株式会社さまでは、らくらく連絡網内で2段階のタイアップを実施いただきました。
タイアップページにて認知促進・限定キャンペーンを認識させた後、「理想の働き方に関するアンケート」を展開し、潜在層であるプログラミング未経験者でも興味をもつような構成としています。
オンラインプログラミング教室は昨今急増していることもあり、お問い合わせも数多くいただいております。各社さまのターゲットやご要望に応じた提案が可能ですので、お気軽にご相談ください。
株式会社エスエスケイさま
株式会社エスエスケイさま[クリエイティブ事例]詳細
子どもの習い事としての「野球」分野での事例となります。
野球を中心としたスポーツ用品を取り扱う株式会社エスエスケイさまでは、らくらく連絡網での年間タイアップでさまざまなキャンペーンを展開しました。
プレゼントキャンペーンやSNSを絡めたキャンペーン、アンケートなど、展開は多岐にわたりますが、いずれも「少年(少女)野球をする子どもの親」に親近感を持ってもらうための取り組みとなります。
らくらく連絡網は全体の4分の1がスポーツ団体(子どものスポーツチーム、スクール等)での利用であることから、スポーツメーカーさまからのご相談も多数いただきます。
スポーツをする子どもの親に興味をもってもらい、子どもが使用し、その後もブランドのファンになってもらうためのストーリー設計は得意としておりますので、企画段階からでもぜひご相談ください。
株式会社読売新聞東京本社さま
株式会社読売新聞東京本社さま[クリエイティブ事例]詳細
らくらく連絡網ユーザーには以下のような傾向がございます。
- 中学生年齢以下…子どもの名義で親が登録
- 高校生年齢…子どもの名義の親登録、または高校生本人の登録
- 大学生年齢から…大学生本人の登録
- 登録方法は弊社指定ではなく、所属する団体(学校PTAなど)が案内しユーザー任意で行っているものとなります
よって、今回の高校生・大学生訴求は「高校生の子どもをもつ親」「高校生・大学生本人」どちらにもアプローチできる広告となりました。「奨学金に悩む親」と「本人」ではペルソナが異なるため、高校生(の親)向け/大学生向けでそれぞれのLPやバナーを制作しております。
株式会社シャイニング・プロデュースさま
株式会社シャイニング・プロデュースさま[クリエイティブ事例]詳細
学習塾探しのサポートサービス「コベツの窓口」を運営する株式会社シャイニング・プロデュースさまでは、冒頭で紹介したような「らくらく連絡網独自調査」をもとにしたタイアップを実施いただきました。
弊社プレスリリースとして公開している調査結果は、「らくらく連絡網調べ」としてタイアップ記事等にご活用いただけます。
ユーザーにとって、「らくらく連絡網を使っている他のママも同じように考えていること」や「数値根拠があること」は商品やサービスを検討するうえでのプラス要因になると考えられます。
プレスリリースの引用はもちろん、タイアップのために事前調査を行うこともご相談可能です。タイアップの内容充実、効果UPのためにもご検討ください。
株式会社JVCケンウッドさま
株式会社JVCケンウッドさま[クリエイティブ事例]詳細
株式会社JVCケンウッドさまが販売するスポーツ向けビデオカメラの広告告知として、タイアップを実施いただきました。
らくらく連絡網は「子育て世代が多い」「学校系・スポーツ系習い事関連の団体が多い」といった特徴がありますが、すべてのユーザーに共通する特徴は「何らかの団体に属すること」です。
1人で購入するには高価なビデオカメラでも、専門性の高さや用途、団体メンバーで割り勘した場合の費用感シミュレーションなど、「スポーツ団体みんなで購入する」ことを前提としたプロモーションを行いました。
スポーツチームの指導者はもちろんのこと、習い事スクールのコーチ、学校・塾の先生など、らくらく連絡網は特に「リーダー」が積極的に利用(情報発信)しているため、団体購入の決裁者に効率のよいアプローチが可能です。
【ニーズ別】教育・習い事業界向けおすすめ広告手法例
ここまで教育・習い事業界の事例を8つ紹介していきました。ご覧いただきました通り、弊社で可能な広告アプローチは多岐にわたります。
「結局どのメニューがいいか分からない」「数が多すぎて選べない」という方のために、ニーズ別のおすすめ広告手法を紹介いたします。
なお、以下にて紹介する広告手法はあくまで例となり、施策状況や予算によっておすすめのパターンは千差万別です。「自社の場合どういうやり方がいいのか詳しく相談したい」という場合は無料相談や無料見積を承っております。いつでもお気軽にご依頼ください。
【認知促進・ブランディング】独自調査データを使ったタイアップ
まずサービスやスクールの存在を知ってもらうための段階として、らくらく連絡網ユーザー最大700万人を対象としたタイアップがおすすめです。
なかでも、事例にて紹介したシャイニング・プロデュースさまの例のような、「らくらく連絡網調べ」のデータを活用したタイアップが有効でしょう。
数値のエビデンス+貴社サービスの詳しい説明を盛り込むことで、、ユーザーに安心感・納得感を与える広告アプローチを実現します。
【こんな企業さまにおすすめ】
- 子育て世代の多いメディアで、大規模なリーチを行いたい
- メディアとしての「らくらく連絡網」とのコラボ企画にしたい
- 自社でサービス紹介LPを持っていない、ユーザーに分かりやすく説明するページがほしい
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【マーケティング・見込み顧客獲得最大化】プロモーテッド・アンケート
「見込み顧客の獲得と同時に、マーケティングも行いたい」という企業さまにはプロモーテッド・アンケートがおすすめです。
プロモーテッド・アンケートでは5~10問程度のアンケート設問にサービスの魅力を盛り込みます。ユーザーは設問を精読するなかで自然にサービスへの理解・興味を深め、回答完了ページへ至ります。
回答完了ページでは、アンケート選択肢の「解」になる部分や、詳しいアピールポイントを盛り込むことが可能なため、シンプルな広告告知より深い理解や興味を促すことができるものとなっています。
回答者数(≒成果に至る前の見込み顧客数)の試算や、アンケート設問毎の回答数・回答割合などのフィードバックも可能です。もちろんアンケートデータは貴社内でご活用いただけるため、マーケティングも兼ねた施策として毎年定期的に実施される企業さまもございます。
【こんな企業さまにおすすめ】
- 「アンケート回答」というライトなコンバージョンでメディアのポテンシャルを測りたい
- マーケティング調査もかねて広告施策を実施したい
- 事前に見込み顧客獲得数の見立てが分かると検討しやすい
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【流入・獲得最大化】pinpoint
プロモーテッド・アンケート等で、貴社サービスとらくらく連絡網会員との相性の良さを確かめたあとは、らくらく連絡網だけに留まらない複数媒体での展開を推奨いたします。
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- 自社HPやランディングページへの流入を最大化したい
- 認知促進だけでなく獲得最大化につながる施策(リターゲティング広告/リスティング広告等)も実施したい
- LINEなどSNSで細かな属性(1歳刻みの年齢等)を指定した広告配信を行いたい
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